死ぬんならさ
晴れた日がいいよね。

あなたが遺した言葉。
いまでも耳に残って離れない。
あなたが耳元でささやいているかのようにね。
屋上に立って反芻する。

「死ぬんならさ 晴れた日がいいよね?」

オーケィ
じゃあ、逝こうか?
そうして ある晴れた日
僕は屋上から 空へ翔ぶ。