かみさま。

いないと分かっていて
それでも尚 何度も名前を呼んだよ
祈りは届かなかったけど

ねぇ、かみさま
僕の幸せはもう どうでもいいんだ

幸せになるということが あの人を
忘れるということなら
僕は幸せになんて ならなくてもいい

一生残る傷跡をください
あの人に 忘れられない 約束をください

愚かな僕は 為す術もなく
ただただ 祈るだけ
真っ白い翼を持つ かみさまでなくてもかまわない
この魂を 切り売りするくらい
平気で 狂気に苛まれている