貴女から見たらただの幼い子供で
一生懸命愛したけれど、届かなかったようだ
ほっそりとした首に指をかけて
小枝を折るように力をこめたんだよ
(祈りながらね)

陽の光が眩しくて眼を背けた
ただの子供です
大人びていたつもりだけど
誰も僕を救ってはくれない
薄い刃のカッターは錆びた鉄の味がする

傲慢な僕にどうか罰を
残酷な貴女を道連れに
目印の十字架を、その身に刻んでおこう
縦に斬りつけて、横に切り裂いて
ほら、おなじ。
もうさみしくない